Fireworks are prohibited there

子供の頃、特に場の週末になると友達と公園で花火をして遊んだもんですよね。私も、ロケット花火を滑り台から飛ばしてみたり、砂場に爆竹を埋めて砂のお城を「爆破」したり、と結構楽しんだものです。

ところがアメリカでは花火住んでいる自治体によって違法なんですよね。クルマを走らせていると急にFireworks Sales!!とかの看板が見えてきます。花火の販売が合法な郡(County)に入った、という事なんです。 

アメリカは移民の国なので基本、性悪説に立った法律が多い印象。

花火は火災の危険、花火を分解して爆弾の材料になる危険(アメリカっぽいですが)銃声と混同される治安上の問題などが論拠となって花火は基本「禁止というルールが定着しているみたいです。

私が留学していたUTのあるノックスビル市を含むKnox County基本違法で、一年の中で日と日のアメリカ独立記念日The 4th of Julyだけ花火をして良い、という法律になっていました。

(今回のブログ記事作成にあたって調べました所、ニュージャージーニューヨークデラウェアマサチューセッツの4つの州に至っては全面禁止らしいので、自治体によって合法、というテネシーはまだマシだったのですね。。。)

住んでる町で花火が違法という話は、先輩の日本人留学生から聞いていたのですが、 

ある夏の週末、郊外にドライブした帰りに常時販売されているエリアの花火屋で日本人の友達が花火を購入したという話があり

たまたまノリでその夜に花火で遊ぼうぜ!という話になりまして。。。

キャンパスの目抜き通り、Cumberland Ave.を横切って小さな丘を越えた所にあった一軒家を日本人の友人数人が共同で借りていて、そこに集合して道路向かいの学生向けアパート建設用にならされていた更地で花火をする事になったのですが、

当然、参加者全員に「違法」という認識はあった上でそれでも「まぁええやろ」くらいの認識でポンポン、パンパン花火上げてました。

そうすると多分、近隣住民が通報したのでしょう、T字路の先にあるコインランドリーにパトカーが静かに停まってこちらの様子を伺い始めました、特にパトランプは無しで。

なので、こちらも「まぁええやろ」を続行し、最後の30連発花火に火を付けようとした瞬間、ウーウーウー!って高らかにサイレンを鳴らしながらパトカーがザザーって目の前に来ました!!

丁度花火に火をつける担当だった私とRockyさんの二人がなんと、警察ドラマよろしくパトカーのボンネットの所に手をつけておとなしくしろ!って言われてボディチェックを受けた後、パトカーの中へ連行されました。。。

相変わらず英語が話せないRockyさんはブツブツ日本語で文句言っているのですが、私が「『ここで違法だって知らなかった』で押し通すから君は黙っているように」と念押しして、警官との交渉に臨みました。

当然、「なんでここでは違法なのに花火やっているんだ!」と詰問されたのですが、「日本からの留学生で、その事実は知らなかった。普通に隣町で販売していたのをみんなで買ってきただけ。」と知らぬ存ぜぬを押し通したのです。

結果、

まぁ以後気をつけるように」と無罪放免。 30年以上前のお話しです。のどかな時代でした。。。

注意:くれぐれも違法な場所での花火遊びはお控えください。。。筆者のマネをして現地で警察に逮捕されても当方は一切責任を負いませんので予めご了承ください。