No Shirt No Shoes Allowed

No Shirt No Shoes Allowed” 皆さんはこの張り紙観たことありますか? あるいは意味をご存じの方はおられますか? “No Entry“だと立ち入り禁止ですよね。

さてこの、”No Shirt No Shoes Allowed“。

私も初めてこのサインを、海の家ならともかくテネシー大学の目抜き通り、Cumberland Aveのレストラン入口で見かけた時、「どういう意味だろう?」と見当もつきませんでした。

なんで「シャツ着ていない人、履いていないお断り」なんだろう、そんな人いるの?という疑問が頭の中をぐるぐる。。。 

しかし、友達に聞いてみると、、、

実はテネシー州があるアパラチア山脈周辺に住んでいる白人貧困層の方々を、南部の強い日差しの下で野外労働に従事して「首筋が赤く日焼け」していることから昔から「レッドネック」と呼んでいて、男性の外見的な特徴として(全員ではないですが)、上半身ハダカで膝上あたりに切り取ったジーンズで裸足というのがある事を知りました。蔑称ですので現地での使用はくれぐれもお止めください。。。

服装というのは自分のアイデンティティなので、「自分はこういう人間だ」という主張が基本的にはそのまま服装反映されるものではありますが、TPOに応じた服装を大変重んじるアメリカにおいて、レストランに上半身裸や裸足のまま入店されるとお店の風紀が乱れるとでも思ったのでしょうか

No Shirt No Shoes Allowed

の看板で予め牽制していたのでしょうね。

「そんな奴おるかい!」と私も思っていたのですが。。。

ある週末、少し街中から離れた場所にあるK-Martで買い物しようと店内に入りましたら、小さな白人の男の子がおもちゃを観てました。

「可愛いなぁー」と思い、Hi!って声かけたら、小憎たらしい顔でベーっと舌を出してそのままお父さんの元へ駆けていきました。

そのお父さんが、、、まさに!!

上半身ハダカに膝上あたりで切り取られたケミカルウォッシュのジーンズを履き裸足でした!!

お、おるやん!!」とある種、感動すら覚えた瞬間でした。

ちなみに支払いすませて店を出て駐車場へ戻る途中、またその親子に出くわしましたが、(これも定番の)ボロボロのピックアップトラックに乗り込みまして

窓から高らかに中指を立てながら去っていきました。。。

30年前の事ですし、今はさすがに上半身裸という方は居られないかもしれませんが、、、もしかしたら真夏のテネシー州の田舎道をドライブしていたら見かけるかもしれませんね。。。

見かけたらぜひともご一報くださいね!(笑)

ちなみにこのブログ記事を書くにあたり、本フレーズを検索しましたら現在は、No Shirt No Shoes No Service と語呂が良く、意味もスッと分かりやすくなっていました。

またCOVID-19、コロナ禍の影響もあり、No Shirt No Shoes No Mask No Serviceというのもみかけました。