大学時代の友人にニックネームがYanという日本人の男性が居て、彼のバイタリティーさ、物おじしない性格、って英語学習する日本人に足りないものだなぁ~って、留学当時から思っていて。

彼の英語は良い意味でクリエイティブなんですが、とにかくめちゃくちゃな表現が多いけど、なんとか通じさせて押し切る凄さがありました。Yan独自の英語、Yanglishを少しご紹介したいと思います。

【Yanglish】              【言いたかった事】

Firebird                 焼き鳥

Insect teeth         虫歯

I went to Dying party 葬式へ参列した

Machine drink my coin    自動販売機に投入した硬貨がでなかった  

My bed kill my passport    ベッドの端にパスポートが挟まって破けた

あと、友達の家にディナーに招かれ、次の皿が出る前に”Keep your fork and knife, please”と言われて“Thank you!” と言って胸ポケットにフォークとナイフを仕舞おうとした、などなど。。。(正解は、「テーブルの上にナイフとフォークを置いておいて」です)

くれぐれも勘違いしないでいただきたいのは、彼をバカにしたいのではないんです。

それよりも、伝えたい事を間違ってもよいからぶつけてみる、というガッツがすごいな!って思ったって事なんです。尊敬です。

Yanさんは、この感じの英語力でしたが、ロシア語第二外国語として専攻しなんと!ロシア短期留学しましたから、そのバイタリティーたるや、本当頭が下がる思いです。(図書館の学習室でセルゲイさんとかニコライさんとかそんな名前のロシア人友達と会話!!してました。。。)

日本人の英語学習一番の問題は、色々と言われていますが、私は”の文化が原因と思っています。

つまり、言い間違えると恥ずかしい、という意識が強すぎてトライすることに躊躇する。 

英語でSink or Swimということわざ、日本語でも“習うより慣れよ“という表現がありますが、本当失敗する事でしか覚える事ができないので、しないとどんどん億劫になるだけなんですよね。

実際、日本人の英語学習の内容は他国と比べて凄く濃いですし、学習時間も最低6年間もしっかりあるので(今は小学校から勉強しているから更に長いですね)、英語知識の「引き出し」は確実にあるはずなんです。 如何に「恥ずかしい」という感情に打ち克ってそこから必要な知識を出せるか、それしかないと思います。そしてどんどん失敗するべきなんです。でも気にしない。委縮しすぎると記憶力も落ちますから、冷静に理解して二度と同じ失敗しなければよいんです。

私なんて、そういう意味では逆に日本では「浮いた」存在でした。目立ちたがりでよく言えば物おじしないし。いつも日本人の友達には「その『圧』なんとかならない?」ってよく言われていました。

でも結果、アメリカの大学卒業までできましたので、何が幸いするかわかりません。。。

ぜひ恥ずかしがらずにチャンスがあればトライしてみましょう!